2019年10月5日(土) 夢ナビ2019:山本和恵教授が講演しました。テーマは「住み続けられるまちづくりのために建築計画ができること」
教員の活動
2019年10月5日 夢ナビ2019 山本和恵教授「住み続けられるまちづくりのために建築計画ができること」
講演の詳細は ? こちら
「続き間」が今になって注目されているわけ
老いや病気などで療養している人のための環境は、より配慮されなければなりません。空間の使い方を詳細に観察?調査し、設計する際に配慮すべき点を提示していく研究分野が建築計画学です。例えば高齢者の介護を観察と聞き取りから使い方を考察した結果、現代人には敬遠されがちな「続き間」が上手に使われていることがわかりました。見守りやすいようにふすまを開けて利用したり、添い寝をする際に半分だけ閉めたり、気軽に空間の大きさや視線を調整できる融通性によって、簡単に療養環境に使い方を転換できることがわかりました。
病院や福祉施設といった専門施設が引き受けていた時代が変わり、療養の場は再びまちに帰ってきています。住宅の改善のみならず、福祉施設と住宅の中間にあたるような「新しい建築のカタチ」が必要とされています。
メッセージ
建築は、とてもおもしろい世界です。まったく何もない状態から構想して建物をつくり、住んだり使ったりしてもらい、評価してもらうまでをひと通り経験することができます。幅広い研究領域の中から、大きな企画から細かいモノづくりまで、施主の希望を聞き表現する外向き仕事から図面と向き合う内向きの仕事まで、自分が好きなこと、興味のあることを専門にできます。
建物は人のそれぞれの生き方を表現するものでもあります。空間表現は奥が深く興味はつきません。まずは、建築の世界に飛び込んでみてください。
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「続き間」が今になって注目されているわけ
老いや病気などで療養している人のための環境は、より配慮されなければなりません。空間の使い方を詳細に観察?調査し、設計する際に配慮すべき点を提示していく研究分野が建築計画学です。例えば高齢者の介護を観察と聞き取りから使い方を考察した結果、現代人には敬遠されがちな「続き間」が上手に使われていることがわかりました。見守りやすいようにふすまを開けて利用したり、添い寝をする際に半分だけ閉めたり、気軽に空間の大きさや視線を調整できる融通性によって、簡単に療養環境に使い方を転換できることがわかりました。
病院や福祉施設といった専門施設が引き受けていた時代が変わり、療養の場は再びまちに帰ってきています。住宅の改善のみならず、福祉施設と住宅の中間にあたるような「新しい建築のカタチ」が必要とされています。
メッセージ
建築は、とてもおもしろい世界です。まったく何もない状態から構想して建物をつくり、住んだり使ったりしてもらい、評価してもらうまでをひと通り経験することができます。幅広い研究領域の中から、大きな企画から細かいモノづくりまで、施主の希望を聞き表現する外向き仕事から図面と向き合う内向きの仕事まで、自分が好きなこと、興味のあることを専門にできます。
建物は人のそれぞれの生き方を表現するものでもあります。空間表現は奥が深く興味はつきません。まずは、建築の世界に飛び込んでみてください。