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[経営法学科]国際公会計学会第27回全国大会の開催

経営法学科
経営法学部 准教授 鄭舜玉(チョン スンオク)

 今回、「国際公会計学会第27回全国大会」を8月17日(土)~18日(日)の2日間にわたり開催いたしました。統一論題は「震災復興の財政と会計」で、多数の関連報告が行われました。

 直前まで台風の進路の影響もあり、参加者が少ないのではないかと心配もありましたが、予想以上の参加があり、大変嬉しく思いました。大学として学会を開催することは非常に光栄なことです。私は大会準備委員長として、昨年から会場手配や資料準備、お弁当の手配などを行い、大会が終わるまで非常に忙しい日々を送りましたが、終わってみると大変有意義な時間でした。このような機会をくださった国際公会計学会の篠原先生をはじめ、古市先生、その他の皆様に心から感謝申し上げます。

 17日(土)には、本学部の田邊文彦学部長が開会の挨拶をされ、記念講演や研究報告を聴講し、午後の懇親会にも参加して交流を深めました。

田邊学部長の挨拶
田邊学部長の挨拶

 記念講演として、復興庁仙台支局副長の斎藤浩之先生による「宮城県のこれまでの復興の経緯と現状」という講演が行われました。
 その後、「震災復興の財政と会計」という統一論題では、帝京大学?東北大学の増田先生による「復興のシナリオと被災企業の再建:グループ補助金等を事例に」の報告と、一般社団法人震災復興支援協会つながりの勝又三成代表理事による「震災に携わってきたNPOの活動の経緯と求められる財政支援」の報告があり、これらの講演を基に1時間の討論が行われました。

記念講演
記念講演

NPO活動
NPO活動

 その他、17日には埼玉学園大学の篠原先生による「復興庁提供資料から見る財政支援公会計的側面からの外観」の報告、18日には福岡大学の滝沢先生による「学校法人会計のセグメント情報に関わる一考察―私立大学の内部補助に焦点を当てて―」の報告が行われ、青山公認会計士事務所代表の青山先生、武蔵野大学経営研究所客員研究員の鵜川先生、宇都宮大学の白山先生による「マルチキャピタルアプローチに基づく国立大学法人の主体価値測定(試論)」の報告もありました。

学会報告の様子
学会報告の様子

 18日午後には、「学校法人会計に関する討論」が行われ、滝沢先生、青山先生、鵜川先生、白山先生が登壇し、約2時間の熱い討論が展開されました。

学校法人会計に関する討論
学校法人会計に関する討論

 学会は専門分野ごとに分かれており、今回は公会計の専門家が集う学会でした。多くの公認会計士や税理士の老虎机游戏を持つ先生方や現場で活躍する専門家が参加され、熱意を持って研究に取り組む姿勢に感銘を受けました。非常に有意義な時間を過ごすことができました。今後は、公認会計士や税理士を目指す学生たちにも、このような学会の様子を見学させたいと強く感じました。
以上