[学生の活躍]千田瑠音さん(第3回全日本大学生中国語スピーチコンテスト優秀賞、中国海外研修旅行参加者)

第3回全日本大学生中国語スピーチコンテストで「優秀賞」を受賞し、中国海外研修旅行にも参加した総合政策学科(現 経営法学科)の千田さんにお話をうかがいました。

中国に興味をもったきっかけは?

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 最初のきっかけは、語学学習でした。もともと英語の勉強などが好きだったので、中国語も語学のひとつとして興味がわき、高校生の時に勉強を始めました。
以前から卓球や習字の経験があり、中国文化や古典に触れる機会があったことも興味につながったと思います。

 これまで、距離は近いのに遠い国と感じていました。その違和感から、逆に「学びたい」という気持ちが生まれた気がします。日本と中国は繋がりの強い国ですが、現状の関係は良好とはいえず、私も中国に対して良い印象があるとは言えませんでした。しかし、中国のことを学び始めてから「面白い」や「もっと知りたい」という感情が次々と湧きあがり、今では中国が好きになりました。振り返って考えると、これまでは中国に対しての学びや理解が足りなかったのだと感じます。

中国語学習についてサポートはありましたか?

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 たくさんのサポートをいただきました。特に中国語スピーチコンテストに参加した時には、スピーチ原稿の確認やコンテストで出題される「中国百科知識クイズ」の解説をいただきました。
 中国語検定の取得では、学部の検定試験の補助金制度で受験料が全額補助され、これまでの自分の学びが評価されたように感じとても嬉しく感じました。

[画像]東京の早稲田大学小野記念講堂で行われた「中国語スピーチコンテスト」の受賞の様子。Zoomでライブ中継され19.7万人以上が視聴しました。

海外研修について

これまで中国旅行の経験はありますか?

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 高校生の時に中国研修に参加したことがあります。
 東北文化学園大学でも、中国への海外研修があると聞き、入学当初から楽しみで絶対に参加しようと決めていました。しかし、コロナ禍のため3年生まで企画が開催さませんでした。今回、コロナ後に初めて海外研修が復活し、すぐに申し込みました。

 ただ、参加を決めてからビザ取得の準備が煩雑で大変でした。
 前回の中国渡航では、日本人にはビザの免除措置がありスムーズに入国できたのですが、今回は状況が大きく異なり、基礎教育センターの方や、引率の先生、現地の関係者の方にも協力いただき、出発の前日に何とかビザを取得できました!
 手続き面でも大きな学びになりましたが、個人旅行ではこのようなきめ細かな対応は難しかったでしょうし、みなさんの協力で参加できた研修だと感じています。

写真は、復旦大学の陳雲教授に、後ろに見えている施設「日本研究センター」を案内していただいた時の写真です。

中国を訪問した感想を教えてください。

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 とても楽しい海外研修でした!
人との交流も、歩いた街並みもすべてが新鮮でした。月並みですが、本場の中華料理も大変おいしかったです。

 実際に自分の目や耳、肌で感じられるのが海外研修の良さだと思います。中国は興味のある国であり、事前のリサーチもたくさんしていましたが、知らないことや意外な発見もあり、参加は正解だったと思います。また、自分の語学力を試すという面でも素晴らしい経験でした。

 研修の中で、現地の大学生や大学院生の方との交流をしました。日本の大学生活との違いを発見できて、国によって学生の生活も違うのだと勉強になりました。また、交通機関についても色々な発見がありました。研修中に地下鉄と高速鉄道とタクシーを利用しましたが、日本との違い見つけることができて面白かったです。

海外研修に参加して何か変化はありましたか?

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 日本と中国の違いについて、その理由を考える大切さを痛感しました。「なぜ?」と考える癖をつけることで、発見という「点」の事柄から、「面」に理解が深まると感じています。
 研修中も、日本との差異にたくさん気づきましたが、背景には国の特徴やシステムがあることにも気付けました。これからも、普段の生活でも物事に対して疑問を持つように心がけていきます。

 わたしの目標は物流を通じて中国と日本のつながりに貢献することです。就職先が物流企業なので、国際的な分野を担当できるように頑張りたいと考えています。また、中国を再訪したいです。
 今回の研修で訪問したのは中国を代表する大都市の上海でしたが、次は地方の町や村も訪れて、農村の生活や文化、歴史も調査してみたいですね。