(1)第一課題:「住吉の長屋」
初の本格的な建物模型作りの授業として、住宅の模型作りに取り組みました。
題材は、コンクリート打ち放しの発想を住宅に持ち込み、多くの建築家に強烈なインパクトを与え、日本建築学会賞を受賞した「住吉の長屋」です。設計素面の読み取りや模型作りの基礎を学び、丁寧に作業を進めました。
(2)第2課題:「5m立方空間の造形」
5m立法の空間を自分のための自由に造形する課題です。
寝る、食べる、排泄するといった基本生活行為の単位空間を理解し、「各自のテーマ」設定による建築的提案を求めました。模型で考え、図面で確認し、プレゼンテーション用の模型をつくる二次元と三次元を行き来する手順で設計を進めます。
スケール感覚を身につけ、各種の縮尺で図面がかけるように手順が工夫されています。
(3)設計作品の講評会
基礎セミナーⅢの最終課題とし「5mキューブ」住宅の講評会を行いました。
各自のテーマとその建築設計への展開、各室の設計意図、工夫した点など、口頭発表し、質疑を受けるプレゼンテーション演習の機会となりました。