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亘理町立郷土資料館(悠里館)へ行ってきました

経営法学科
東北の歴史(特別講座Ⅰ)の学外学習で亘理町立郷土資料館(悠里館)へ行ってきました

                                                          悠里館全景


 総合政策学部では後期カリキュラムの一つとして「東北の歴史(特別講座Ⅰ)」を開講しており、その一環として10月16日の七十七銀行金融資料館に引続き、第四~八講まで行った「近代城下の構造史(東北地方の城下町の構築状況と都市計画について学ぶ)」の検証のため、亘理町立郷土資料館“悠里館”へ行ってきました。

 徳川政権下の江戸時代、他の諸藩が中世以来の地方知行制(じかたちぎょうせい)から蔵米知行制へと支配体制を変更していく中、仙台藩では幕末に至るまで地方知行制による統治が行われていため、領内各地に小城下の様な街場が形成されていました。

今回はその小城下(正式には要害)の一つである亘理の街場について、郷土資料館の史料を通じて学ぶため第二回エクスカーションを実施しました。

 資料館はJR亘理駅に隣接していることからアクセスもよく、亘理駅から西側に藩政時代の街場が広がるロケーションもエクスカーションに適している場所でした。

当初、資料館館長の案内で、五階の展望スペースより亘理の街場の全景を把握、その後資料館内の展示を見学を行いました。展示室には亘理の古代から近代まで史資料が多く展示されており、町の歴史と街場の構造について解説した映像もあって、学生たちはそれらの史資料を見学しながら講義の検証に当った。参加者は1~4年の受講生15名で、指導教員の渡邊准教授がコーディネートし、要所要所で解説もありまた。

 学生の中には、今回の目途である藩政時代の史資料ではなく、同じく展示されていた明治以降の資料で、戦前まで使われていたと思われる手押し式の消防ポンプの龍吐水や初期のチャンネル式のカラーテレビ等に興味を示した学生もおり、特に初期のカラーテレビが大卒平均月収の一年分以上の金額であったこと等に驚いていました。

なお、参加した学生からは「本物を見ないと分からないことも多いことが分かった」という様な、“分かった様な分からなかった様な感想”も得、相対的には価値あるエクスカーションとなりました。

                                         【写真】
   
           悠里館入口                                 展示室の状況①

  
          展示室の状況②                          展示室の状況③