ゼミ紹介
豊田ゼミ〈地域共生社会 / 被災地支援 / フィールドワーク〉
豊田ゼミは学外での活動を重視し、地域社会で取り組まれている様々な福祉活動への参加をとおして「誰もが安心して暮らせる福祉のまちづくり」について考察してきました。
東日本大震災発生以降は主に女川町を中心に被災地の支援活動に取り組んできました。
2019年にはゼミの卒業生から、本学初の市議会議員が誕生しています。これからも、地域共生社会実現のために活躍できる有能な人材を養成していきたいと考えています。
被災地支援活動の流れ
①震災直後の仮設住宅にて
②仮設住宅で秋祭りを開催
③女川町地域福祉計画の策定への参加
④老虎机游戏5年度災害ボランティアセンター設置訓練から
山尾ゼミ<社会的自立への不安 / 現代社会の排除性 / 自分だけの問い>
私たちの社会には、社会の中で自立して生きていくことに不安を感じている子ども?若者が少なからずいます。山尾ゼミでは、一方で社会学の知見を参考にしながら、この不安の背景にある“現代社会の排除性”について検討します。もう一方で子ども?若者の自立をサポートするボランティア等に参加することを通して、不安の内容を具体的に知り、学生として何ができるのかを考えます。
それと平行して、ゼミ生には各自最終学年の1年を通して考えぬきたい“自分だけの問い”を自ら見つけてもらい、その問いに自ら答えを出すべく卒業論文を執筆していきます。ボランティアも卒業論文執筆も、大変ですがやりがいがありますよ。
岡ゼミ<伝統的生業 / 食文化 / 災害救助犬>
岡ゼミは、①個人テーマ:出身地域などの在来文化(地域の伝統的生業や食文化、伝統工芸など)を調査して地域の活性化を探る研究と、②共通テーマ:デモンストレーションによる災害救助犬への地域社会の理解と浸透の、二つのテーマで研究を進めるゼミです。個人テーマはフィールドワークを交えて調査を進め、卒業論文にまとめます。またゼミの中で、プレゼン能力の向上を図り、就職指導も行っていきます。
齊藤ゼミ<社会学 / 地域社会 / 東日本大震災>
齊藤ゼミでは震災復興、人口減少と過疎化など地域社会でみられる諸問題にフォーカスし、地域社会学の立場から地域社会の動向や課題について理解を深めます。地域社会の課題は容易に解決ができないものばかりですが、地域社会で活動する人々の事例をとりあげてそこから学びます。
地域社会に関する基礎的な文献を読む一方で、フィールドでヒアリングなどをすることも推奨しています。主に質的調査の方法を指導します。
崔ゼミ<マイノリティ / 差別 / 普通って何?>
崔ゼミでは、社会の端っこを生きる人びと(=マイノリティ)について学びます。「普通」や「常識」からこぼれ落ちる彼/彼女たちがどのような困難や痛みに遭遇しているのか、彼/彼女たちがいかにそうした現実に向き合っているのか、なぜ彼/彼女たちはこぼれ落とされるのかについて考えます。
また崔ゼミでは、積極的に本や新聞、映像に触れてもらいます。資料を収集し、それを読んだり観たりする経験を通じて自分の言葉や意見を見つけてください。
野﨑ゼミ<テーマは自分で探す>
ゼミのテーマはゼミメンバーおよび各自で探し、選び、取り組むこと。担当教員は福祉?心理が専門です。人の心?行動や社会現象について、自分の中にあるQuestionを見つけ、向き合い、調べることが課題です。ゼミの学生たちは、最初にして最大の課題「Questionを見つけること」に苦労していますが、このトンネルを抜け主体的に調べ始めた時、大きく成長しています。答えではなく問いを見つけるゼミです。
森田慎二郎ゼミ<社会保障 / 法律 / 歴史>
森田慎二郎ゼミは、社会保障を学ぶゼミです。担当教員の専門は社会保障法ですが、企業の人事部では社会保険法や労働法の実務を経験しました。
3年前期では最新の『厚生労働白書』(特集部分)を輪読します。テキストを要約?発表?コメントし、傾聴?質問し、共同で課題発見する力を養います。3年後期からは、企業就活の準備をしつつ、自分の卒業研究に取り組んでもらいます。
犬塚ゼミ<高齢者の健康づくり / 介護予防 / 運動?トレーニング>
犬塚ゼミでは、地域で暮らす高齢者が健康で元気に過ごすために大切なことについて座学と実践で学びます。座学では、全員で書籍を読み、レジュメを作り、発表し、共通の問題意識を深めていきます。実践では、自治体の介護予防事業への参加を通じ、地域で暮らす高齢者の実情を知り着眼点を深めていきます。さらに、高齢期の健康づくりに有効な運動プログラムを自分のトレーニングの実践を通じて考えていきます。
大竹ゼミ<臨床ソーシャルワーク / 精神保健福祉 / メンタルヘルス>
大竹ゼミでは、精神保健福祉やスクールソーシャルワークの実践について具体的な援助事例を通して学び、体験学習、研修会などにも参加し、臨床ソーシャルワークについて理解を深めていきます。また、体験学習で得た内容をグルワークの技法を用い思考力、発想力、想像力を高め、実践感覚を身につけるゼミを行っていきます。
これらの活動を通して各自興味関心ある卒業研究に繋げていきます。
小渕ゼミ<貧困 / 格差 / 社会問題>
福祉と聞いただけで感動しちゃうロマンチスト。一方「そんなの偽善さ」と開き直るニヒリスト。小渕ゼミはどちらにも偏ることなく、リアリストの立場から社会問題やその解決をはかる人々の悪戦苦闘ぶりについて、社会福祉政策の視点から考えていきます。
貧困や格差に関心のある学生を受け入れています。3年前期は文献を読み、基礎知識を涵養します。後期は各種調査の二次分析や比較を行い、自分の卒業研究の計画を立てていきます。
鑑ゼミ<子ども家庭福祉 / 子育て支援 / 子ども虐待>
子どもが自分の持っている能力や可能性を最大限に発揮しながら成長するためには、子どもや家族だけでなくその人たちを取り巻く社会まで視野に入れた支援が必要となります。担当教員の専門は子育て支援や虐待予防ですが、鑑ゼミではそれに捉われず妊娠中からの子育て支援に始まり、子どもの成長に伴って生じる様々な問題や支援(子どもの虐待、非行、不登校、障害児等)に興味関心のある学生を受け入れ共に学んでいます。
徳田ゼミ<社会福祉 / 福祉用具 / バリアフリー>
徳田ゼミでは、障害者?高齢者に対する福祉用具支援をテーマとし、福祉用具の果たす機能や効果について考え、生活の中の道具を利用する際の「視点」について学びます。
3年次は幅広い視点で福祉用具について学ぶことを重視し、様々な福祉用具を実際に見たり、触れたりする体験などを予定しています。4年次からはセミナーで学習したことを踏まえて、さらに興味関心のあるテーマを卒業論文として取り組んでいきます。
村田ゼミ<社会福祉サービス / 企業?福祉機関 / フィールドリサーチ >
村田ゼミは、社会福祉の理論学習と実際の福祉サービスの理解を深め、地域社会に貢献するサービスの振興を目指しています。学生は企業や福祉機関と関わりながら、地域の文化や伝統を尊重した独自のフィールドリサーチを実施。この過程で情報収集、研究計画の策定、アイデアの共有を行い、ワークショップや発表会を通じて互いの研究成果を深め、実践的な福祉サービスの提案につなげています。
森田清美ゼミ<健康づくり/野外活動/スポーツ?レクリエーション>
心身の健康づくりのための運動及びスポーツ?レクリエーション活動の効果研究に取り組んでいます。専門はレジャー?レクリエーション、野外教育、身体教育でこころとからだをアクティブライフに過ごすサポートを専門性を活かして実践しています。
私のゼミには人と関わることや体を動かすことを得意とする学生が多いようです。3年生では幼稚園や社会福祉施設、スポーツ施設など学外フィールドに出ることが多いです。その経験や関心のあるテーマを通して専門的な知識を深めていきます。
山川ゼミ<心理学 / データ分析 / 心の健康>
山川ゼミは現代社会学部で唯一,心理学の研究法を学べるゼミです。担当教員の専門は社会心理学ですが,健康心理学やパーソナリティ心理学など広く心理学に興味のある学生を受け入れています。
3年前期では基礎的な心理学実験の演習を通じて,実験?調査→データ分析→レポート執筆まで一連の技術を身につけます。3年後期からはそれぞれ関心のあるテーマの論文を読んで発表しながら,自分の卒業研究の計画を立てていきます。
山﨑ゼミ<災害復興 / まちづくり / フィールドワーク>
人口減少?少子高齢化が加速する東日本大震災の被災地は、日本の多くの地域がこれから直面していく課題を「先取り」している「課題先進地」ですが、復興の経験を活かしたまちづくりへの挑戦的な取り組みも多くみられます。このゼミでは、被災地を中心とする「フィールド」に各学生が入り、参与観察やインタビュー、調査票調査といった調査を行ってそれぞれの研究テーマについて探究します。ゼミとしても、被災地でのインタビュー調査やまちづくりを推進するためのイベント(スポーツイベント、マルシェ等)にスタッフとして参加する機会を提供します。
稲井ゼミ<スポーツ科学 / アダプテッド?スポーツ / パラスポーツ>
稲井ゼミでは、ルールや用具を工夫しながらスポーツをする側に応じて適応(Adapt)させた「アダプテッド?スポーツ」(AdS)の発案を通して、問題解決能力や創造力を養います。AdSは障がい者や高齢者などを対象とするため、社会学や社会福祉学の視点から学びを深めていきます。3年次は専門図書や先行研究を読み深め、実際に体育館でAdSを体験します。4年次は1人1つ新たなAdSを発案し、卒業論文を執筆します。
黒沢ゼミ<高齢者 / 介護者 / QOLの向上>
高齢者と高齢者を支援する介護者のQOLの向上について考えます。支援される方がよりよく生活するには、支援する側が心身ともに健康でなければいけません。福祉用具展の見学、高齢者施設や地域に出向いて高齢者の方々と関わったり、介護職員の方々にお話を伺うことも含めて学習の場としていきます。その他、高齢者やQOLに関する文献検索や興味を持ったことについて調べながら4年次の卒業研究につなげていきます。
田中ゼミ<計量社会学 / データ分析 / 社会問題>
田中ゼミは、計量社会学の手法に基づいて自分自身の関心のある社会問題を追究していくゼミです。データ分析の基礎や量的調査法の授業を通じて、政府統計や社会調査データの分析方法の基礎を習得してもらった上で、自身の関心に沿った社会調査データを探し、二次分析を行い、問題の現状把握や原因の探究、および分析結果に基づいた改善策の提案を行います。取り扱う社会問題の例としては、夫婦の家事分担?女性就業?ワークライフバランス?階層再生産?少子化?結婚行動の変化?階層間進学格差などです。
3年前期は計量社会学で扱われるテーマを学ぶために新書や論文を読んで社会問題への理解を深め、3年後期からは自身の関心のあるテーマに関して研究計画を立てていきます。
髙濱ゼミ<精神疾患/スティグマ/精神保健福祉>
髙濱ゼミでは、精神疾患へのスティグマについて学びます。講義形式で、精神疾患への偏見?差別について考えるだけでなく、実際に地域で生活する精神障害者の方々にかかわり、精神に障害を持ちながら、地域で生活するということについて観察を通じて直接学んでいきます。他にも、現代の精神保健の課題とメンタルヘルスについて、グループワークを中心にディスカッションを行います。