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渡邊?淡路合同ゼミにて、仙台市太白区西南部に位置する生出地区のエクスカーションに行ってきました

経営法学科
5月22日に渡邊?淡路合同ゼミの10名で生出地区にエクスカーションに行きました。
以下、3年ゼミ生の黒津拓海君からの報告を掲載いたします。

 5月22日に仙台市太白区にある仙台市生出市民センターを訪問し、周辺地域についての踏査(エクスカーション)を受講しました。生出市民センターの樋口館長が講師をしてくださり、とても貴重な話を聞くことができました。

 市民センターから西に4㎞程先にある生出小学校赤石分校では、木造建築の校舎や体育館を見せていただきました。赤石分校は最終的には全校生徒が5人と非常に少なくなったことから昨年の7月に閉校となってしまい、現在では体育館のみ使用されています。校舎や体育館はまだ新しいまま残っていたため、この学校を別な用途で有効活用することで集落に人を集めることができるのではないかと感じました。
赤石分校の写真赤石分校教室の写真

 次に生出地区の農業を知るために名取川を渡り茂庭?赤石地区の南方に位置する坪沼地区を訪れ、この地区で力を入れている指導型農園を見せていただきました。この農園は農業に関する知識がない人や興味がない人に農業を知ってもらい、また、この地域の魅力を知ってもらうことで、坪沼、ひいては生出地区全域の集客向上を図っているということです。宮城大学の学生が作成した紹介動画をYoutubeなどで広報したことで、現在は畑の土地が足りなくなるほど予約が殺到しているとのことです。Youtubeのような新しい方法で広報することで幅広い層の集客ができ、町おこしにも効果があるため、このアイデアは他の事業でも活用していくべきだと感じました。
茂庭の農園の写真

 最後にやはり児童の減少で廃校となった旧坪沼小学校を訪れ、使われなくなった校舎やコミュニティセンターを見せていただきました。旧坪沼小学校は現在一部が市民のコミュニティセンターとして利用されており、そこで様々なイベントや講座が行われています。しかしアクセスが少なく商売などの活動には適さないため、小学校全体を再利用することはなかなかできずにいます。

 今回の踏査で、生出地区は使える資源や魅力がたくさんあるため、集客効果は十分にあるものの、開発の許可がなかなかおりず住人を増やすことができないでいることがわかりました。これからその資源をどのように活用していくか、またどのように地域の人が関わっていくかが今後の大きな課題となるのではないかと今回の学外研修を通して感じました。
旧坪沼小学校の写真