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臨床体験:1年生

作業療法学専攻
作業療法士の仕事は、身体領域、認知症も含めた精神領域や、老年期、子どもの発達領域、そして、病院や介護老人保健施設、通所施設や在宅でのリハビリテーションなど、多様です。本専攻では、臨床体験を含め、他の科目においても早期から様々な作業療法を見聞きする機会を提供しています。

 臨床体験(1年次、通年)という科目では、前期?後期に施設見学を行っています。作業療法士が働いている病院、介護老人保健施設、児童発達支援センターにご協力いただき、実際の作業療法場面を見学させて頂きながら、作業療法士の先生方や対象の方とコミュニケーションをとる機会を提供して頂いております。

今回は、各自作成した「前期施設見学実施報告書」を基に、グループに分かれてディスカッションを行いました。施設見学の目的は以下?~③です。
①作業療法士が関わる施設の現場を見学し,またその業務の一部を体験する.その経験をもとに作業療法の対象,業務,役割,機能を理解する
②対象者の方々とコミュニケーションをとる体験を行い,援助者として,また社会人としてふさわしいコミュニケーション(適切な挨拶、言葉遣いなど)のとり方について学習する
③今後の臨床実習における自分の取るべき態度や対応の仕方,社会人としての職場での礼儀態度を学習する
上記の目的を踏まえ、これまでの学習や、施設見学で感じたことを振り返りながらディスカッションを実施しました

【ディスカッションのテーマ】
?作業療法士の役割、仕事の内容、魅力ややりがい
②作業療法士になるために必要なこと

学生の皆さん、笑顔で時には真剣な表情で語り合っていました。
作業療法士の仕事や魅力、声のかけ方、声の大きさなど、対象者に合わせたコミュニケーションをとること、対象者に信頼してもらうにはどうしたらよいか?など、実践的なお話も聞かれました。見学時、最初は緊張していたけど、対象者の方が笑顔で話をしてくれてホッとしたという体験から、「作業療法士が笑顔でいることは、対象者に安心感をもたらす」こと、将来は「相手を笑顔にできる作業療法士になりたい!」とのお話が聞かれました。
1年生、担当教員共に、学ぶことの意味を再確認し、「これからも頑張っていこう」と元気になれる時間でした。

後期も施設見学を実施する予定です。
科目担当教員は作業療法士の仕事の魅力を伝えつつ、学生とのディスカッションを通して、お互いの体験を共有する時間を創りながら、学生の成長を応援していきます。

臨床体験科目担当:矢萩未来、香山明美、犬塚千賀子、本多ふく代