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【理学療法学専攻】卒業生の活躍 from Ecuador vol.9

理学療法学専攻
本学の卒業生で昨年度まで本専攻教員でもあった桂理江子先生が,現在はエクアドルで活躍されています。
桂先生より第8弾メッセージを頂戴しましたので掲載いたします。
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?Hola,todos! ?Como están?
みなさん、こんにちは!元気ですか?

2025年になりました。
明けましておめでとうございます。(スペイン語ではfeliz a?o nuevoといいます)
エクアドルはカトリックが主な宗教であるため、クリスマスがとても大事です。
そのため、例年はクリスマスから年末にかけて休暇となり、お正月は1月2日から仕事が始まるのですが、今年はノボア大統領が2日間の連休を宣言したため、1月5日までの大型連休となりました。
キトの大晦日の夜は、あちこちで花火があがり、霧か煙かわからないほど辺りが真っ白でした。
仙台は雪で真っ白、でしょうか?

さて、今回は臨床実習地訪問の様子について紹介したいと思います。
40ほどある実習施設はすべてキト市内で、病院やクリニック、小児施設やサッカークラブなど多岐に渡っています。
軍事施設内にあるクリニックは敷地に入るために厳重なチェックを要することや、プロサッカーチームの施設内にあるケアルームも実習先としてあることは大変興味深いです。
学生は指導者の指示のもと、ケガの処置、テーピング、ケガ後の運動指導などを行っていました。
エクアドルではスポーツ分野への就職も少なくはないそうです。
サッカーが大変盛んで、チームがたくさんあるからかもしれません。
 

また、病院では集団で運動も行っており、Borg scaleを用いて強度の検討をしたり、運動後に血圧測定をしたりと日本と同様の光景もみられました。
小児施設は理学療法、作業療法が併設されているところが多く、連携した介入がされているようです。
大学内にはクリニックが併設されており、ここも実習施設の一つです。
学生同士で協力して患者介入している様子や、空き時間に指導者から技術指導を受けている様子が見られ、エクアドルでの臨床実習の様子を知ることができ、わたしにとってもとても勉強になっています。
  

学生のスケジュールについてもご紹介します。
実習は学年を通じて行われ、時間割に組み込まれています。
つまり、半日授業、半日実習というスケジュールが半年続きます(半年で進級します)。
学生は基本的にバスや地下鉄、徒歩で実習施設に向かいますが、1時間以上かかる場合も多いです。
バスや地下鉄は距離に関係なく一律料金で、学割があるため半額(約30~60円。バスと地下鉄で料金が異なります。)で乗車することができます。
施設の規模や、他の大学の実習生の受け入れ状況にもよりますが、同一施設に複数人の学生がいる場合も多いです。
 


冒頭にクリスマスを大事にする文化があると書きましたが、クリスマス前最後の平日に大学内クリニックでは職員と実習生でお昼を一緒にいただきました。
メインの七面鳥は近所のレストランに頼みましたが、サラダや付け合わせは持ち寄りで、アルコールもありました。
このあたりの習慣はだいぶ日本とは異なりますが、お互いに対する感謝を述べあったり、会話をしたりする時間はとても楽しいものでした。


?Nos vemos próxima vez! また次回会いましょう!